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研究組織

  • 新たな照明により高齢者の睡眠改善――LEDを用いた照明システムに関する記者発表を実施


  • 『人間の生活リズムに適合したスペクトルセラピーのためのスマート照明システムの開発とその実証的検討』
    〜光による非侵襲医療の時代がやってくる〜     

    エコトピア科学研究所 北川邦行名誉教授

エコトピア科学研究所と愛知県,名古屋市との連携融合事業における研究成果の記者発表が8月8日(木),行われました.今回の研究成果は,本研究所の北川名誉教授(本研究所元教授)が愛知県立大学看護学部の岡本和士教授,ミヤチ株式会社との共同グループで開発しているLEDを使った照明システムに関するもので,本照明システムは,特定の光の波長の強さを時間的,空間的にファジーに変化させることができる点に特徴があります.

共同グループは照明システムを,老人ホームに入居する4人の高齢者の個室に導入し,青色の波長を時間帯によって変化させることで,睡眠を誘発するホルモン「メラトニン」と身体を活性化させるホルモン「セロトニン」の分泌をコントロールする実験を行いました.つまり,身体が活動する日中は波長を強く,夜間は弱くすることで,昼間は「メラトニン」の分泌を抑え,「セロトニン」の分泌を促す一方で,夜間は「メラトニン」の分泌を促し,「セロトニン」の分泌を抑えました.一ヶ月にわたる実験の結果,4人の被験者において,実験開始から2週間後には,午前中のメラトニン分泌量が平均54%減少し,睡眠,認知,会話状況に改善傾向が見られたとのことです.

共同グループは今後さらに実証実験を重ね,照明システムの実用化を進めることとしています.

プレスリリース (PDF)

記者発表資料 (PDF)



記者発表を行う(左から)岡本教授、 田中所長、 北川名誉教授



研究の意義を説明する北川名誉教授



照明機器を実際に操作する岡本教授(手前)、 宮地社長 (後)